こんばんは、ぽんです!
皆さんは『SSSS』という単語をご存知でしょうか?
これは私がカナダへワーキングホリデーしていた頃のお話。
その時、私はカナダの主要都市+アメリカを1週間で周るという、ある意味過酷な旅の最中だったのですが、モントリオールからアメリカへと入国する際、『SSSS』という文字列が印字された航空券に遭遇しました(オメデトウ私
当時はそれがどれだけヤバいことだったのかなんて全然知らなかったんですが、これを体験したことで身をもって知ったので、今回はその恐怖体験についてシェアしたいと思います。
もはやトラウマです。アメリカ怖いよ…
目次
オンラインチェックできない?空港で自動チェックインすると…
さて、カナダを縦断し終えた私たちはカナダのモントリオールからアメリカへと入国しようとしていました。
空港までの移動中にオンラインチェックインを済ませておこうと思ったのですが、何度やってもエラーのメッセージが出るのです。
友人は無事にオンラインチェックインできていたのに、なぜ私だけ?
オンラインチェックインが出来れば、空港での手続きを省くことができると思っていたのですが、仕方がない。公共のフリーWIFIを使用していたので、もしかしたら電波の調子が悪かったのかなぁと思い、諦めて空港に着いてから自動チェックイン機でチケットを発券したのですが…
『ん?なんかSがいっぱい印字されているぞ??』
出てきた航空券の右下に、しっかりとSSSSの文字が印字されていました。
最初は、『なんじゃこれ?』状態だったのですが、徐々にこれのヤバさを痛感することとなります。
厳重チェック!!セキュリティ通過
カナダからアメリカへ入国することになるので、ここでは出国前に入国審査が待ち構えていました。なるべく早めにセキュリティを通っておこうということで、セキュリティゲートの列に並んでいたのですが混雑していたためか、係員が一人一人チケットをチェックして列へ誘導しているようでした。
私も例に漏れず、チケットを係員に見せたのですが…
私のチケットを見た係員は無言で蛍光ペンを取り出して何やら書き込んでいるではありませんか。
そうして返されたチケットがこちら。
『えっ、怖!』
ものすごく大きな字でSSSSって書かれました。怖すぎます。
そこで漸く、『これは何やら様子がおかしいぞ』と気づいたのですが時すでに遅し。
セキュリティに通された私は、すぐさま他の人とは別の端のレーンに誘導され、ボディチェック・ボディスキャナーを(無駄に)2回も通されカバンの中身を全て出すよう指示されました。
さらには金属探知機で全身くまなくチェック。
友人はすんなり通れていたのに、私だけセキュリティ通過にやたらと時間がかかりました。
2人で何事かと目を白黒させていたのですが、友人が呟きます。
『次の入国審査、大丈夫?』と。
SSSSってなんなんだ?!調べて見た結果…
厳重なセキュリティチェックをなんとか乗り越えて、すぐさま入国審査の列へ並びます。
というのも次の飛行機の時間までそんなに余裕がない!
乗り遅れたら、この後のプランがめちゃくちゃになります。
というわけで平常心を保ちつつ、SSSSってなんなの?とネットで調べることしたのです。
そうして出てきた検索結果がこちら。
「Secondary Security Screening Selection」
どうやら、SSSSというのはこれの略だったようなのですが、ここで怖い記述を目にします。
“FBIの危険人物リストに乗っている人などが対象となる場合がある”
基本はランダムのようなのですが、その記述によれば危険だと思わしき人が選ばれるようです。そうして選ばれた人には厳重セキュリティチェックがあり、入国審査も厳しくなると…
どの記事を読んでも物騒なことばかり書いてあります。
これは、本当にヤバいかも知れない!時間もないし、英語ろくに喋れないのに…!!!
と言っている間に私の番が回って来ました。
ついに別室行き!?恐怖の入国審査
焦っていて内容はよく覚えていないのですが、やったらと質問をされました。
- どこに住んでいるのか、
- カナダでは何をしているのか、
- これから何処に行って何をするのか、
などなどなど…
いつもなら5分くらいで通過できる入国審査も、今回は10分くらい審査官とやりとりしていました。
そうしているうちに奥からもう1人審査官が出てきて、一言。
『follow me』
はい、別室送りです。(笑)
いや、笑えない!!全然笑えないんだけど、もはや笑うしかありません。遠くですんなり入国審査を終えた友人がこちらを見ているのが見えて、お互い半笑いでした。(笑)
いやもう何されるの私、滞在しているカナダでもないアメリカで強制送還か!!?というか次の便に乗り遅れたらどうしよう!
もう不安ばかりが募ります。
心細すぎる〜と思いながら、たどり着いたのは何やら広い部屋。
私以外にも2、3人くらい椅子に座っている人がいましたが、連れてこられた私は早速、審査官に
『次の飛行機まで時間がないし、さっさと終わらせるから』
的なことを言われ、そこで再度荷物を全部出すように言われました。あ、一応そこは気にしてくれてるのね。と思いつつ大人しく指示に従います。
私の顔がよっぽど悲壮感漂っていたのか、審査官はチェックしている間、「カナダの何処に住んでるの?」とか「俺もカナダに住んでたことがあるよ」とか他愛ない会話をしてくれました(笑)
あらかた荷物チェックが終わると、「OK、GO」と一言。
や、やったー!生還したー!(;o;)
大げさではなく、本当にこんな気持ちでした。
急いで友人と合流して、なんとか飛行機の乗り継ぎにも間に合い、無事にアメリカへと出発することができたのでした。
まとめ:SSSSは誰にでも出る可能性あり(らしい)
というわけでとんでもない経験をしてしまった私ですが、その後別の旅行でアメリカを訪れた時には大丈夫だったので、おそらく基本的にはランダムで誰にでも出る可能性があるみたいです。
ネットではアジア系の人は確率が高いというのも見かけましたが、どうなんでしょう?
万が一SSSSを引き当ててしまっても、大人しく向こうの指示にしたがっていればよっぽどのことがない限り、大丈夫だと思います。が、セキュリティや入国審査には結構時間がかかるので、もしも自分が該当してしまった場合は早めにセキュリティを通過することをオススメします。
今回私をチェックしてくれた審査官は事情(次の飛行機の時間)を汲んで早めにチェックを切り上げてくれましたが、この辺も審査官によりけりだと思うので、慌てずにいつもより時間に余裕を持って行動してください。
なんにせよ、もう二度『SSSS』なんていうチケットは引き当てたくないです…(笑)
では!
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